アメリカ旅行十九日目

午前中は、定番のトロリーバスツアーでシアトルの街を一通り見学。Microsoft本社もAmazon本社も見られなかったよ!MSに関して言えば、レドモンドはシアトルからちょっと離れているので仕方がないです。でもAmazon本社の近くまでは行った気がします(参考リンク)。

Pike Place Market


アメリカでもかなり古くからある総合市場(最古?)。魚屋とか、ファーマーズマーケットとか、食材を中心とした市場だと思っていたのですが、いざ足を踏み入れてみると中野ブロードウェイみたく、古本屋や古レコード屋も多く存在しており、僕大喜び。

古本屋を数件はしごしまして、戦利品はキース・ロバーツの『パヴァーヌ』(Berkley版)、そしてJ.G.バラードの短編集『時の声(The Voice of Time)』と『終着の浜辺(The Terminal Beach)』
いやはや、いいところだな!

その後、市場をうろうろしていたら、魚屋の前で、嫁が突然「あ!」と声をあげるので、何かな?と思ったら、手持ちのガイドブックのPike Place Marketの項の写真に写っているお兄ちゃんが、まさに目の前の魚屋で店頭デモ販売していたのでした。ガイドブックを広げてみせたところ、「これ俺だ!」と一通りはしゃいだあと、頼んでないのにガイドブックにサインしてくれたりしました。

一緒に写真も撮らせてもらったよ!(観光客丸出し)

The Crocodile Cafe


せっかくグランジ・ロックの本場シアトルにいるんだから、ということで、Pearl Jamもツアーで回ったというクロコダイルカフェ(クラブ)へ。時代を反映してか、割とメロウな歌が多かったです。ロックファンが高じて、ニュージーランドからやってきたという陽気な二人組のナイスガイとロック話をしながら(でも、ライブが始まる前に店内に流れていたピンクフロイドの話とかは振っても通じなかったよ!ジミヘンは通じるのに!)、3組くらいのバンド演奏を楽しんできました。
ちなみに、グランジというロックシーンは、実際にそういうシーンがあったわけじゃなくて、それっぽいバンドを何組かまとめて、シアトル発のロックシーンということでレコード会社がコンピレーションにまとめてグランジということにして売り出そうか、みたいな流れだった、というようなことがニール・スティーヴンスンの『クリプトノミコン』に書いてあった気がします。ニールの書くことだけに、本当かどうかよく分かりません。シアトルは大学生やアーティストが多くて、そういうシーンは普通にありそうだ、という印象は受けました。