アメリカ横断九日目

ワシントンD.C.からバルチモアを抜け、フィラデルフィアまで移動。

Philly Cheese Steak


パンに、ステーキ肉を細かく刻んだ物と、炒めたたまねぎ、そしてチーズを挟んだフィラデルフィア発祥のジャンクフード。オリジネーターであるPat's、その向かいのGeno's、そしてJim'sの3軒で食べた。どれもちょっとずつ感じが違って美味しかったよ。

Edgar Allan Poe National Histroric Site


エドガー・アラン・ポーが一時期住んでいた家である。ポーは、ホラー/ミステリー/SFといったジャンル小説の祖であり、アメリカの偉大な作家なのである。それはもう、僕なんかがここで改めて言う必要もないのである。ポーはこの家に住んでいた時に「黒猫(The Black Cat)」を書き、「大鴉(The Raven)」を詠んだのである。
建物内を巡るツアーでは、「モルグ街の殺人(The Murders in the Rue Morgue)」の"犯人"のぬいぐるみ*1を持ったレンジャーが解説してくれる。ツアーのクライマックスは「黒猫(The Black Cat)」の死体の隠し場所(の構想の元となった)地下室である。レンジャーのポー好きが伝わってくる粋な演出なので、ポー好きは是非訪れるべき。
当時の家具も資料も全く残っていなかったため、家の中はほとんど空っぽで、当時を思わせるそれっぽい家具が申し訳程度に置いてある。本棚には、雑多な本が置かれていて、なぜか日本の文庫本が置かれていたのだが、それが中井英夫の「虚無への供物」というのはちょっとやりすぎだよ!

*1:結末を知っている人はにやりとしよう